胴付きか?メタルか?

ヨシキ

2023年04月25日 16:58

今年はイカのストックが冷凍庫に無い日が続く。。。だから、何としても1年分のストックが出来るような釣りがしたい。
遊漁船の情報を観ると胴付き仕掛けとメタルとでは、総じて胴付きの方が竿頭になっているケースが多い様である。
メタルの利点はとライトタックルで扱い易く、ゲーム性も高くエギングと似てアタリもダイレクトに感じることが出来る。
胴付き仕掛けは通常5本から7本の浮きスッテを使い棚を広く探る事が出来、針の本数が多い分一度に釣れるイカの数も多い。
小生は長い胴付き仕掛けのスッテの取り回しが苦手である。
直ぐに道糸と枝スがこんがらかって釣りにならないのである。特に風の強い日には悲惨である。
家にも昔使った豊後スッテが3セットあるが、浮きスッテはイカに齧られてボロボロになってる物も散見する。
かと言って新品は1セット5千円近くする。年金生活者には何時こんがらかって直ぐに使い物にならない道具には高額過ぎる。
もしも胴付きを選ぶならば、スッテの補修と道糸を含む仕掛けのリメイクの必要がある。
そして、こんがらからない工夫が要る。
蛇足だが、豊後スッテの仕掛けをリメイクする時に学んだ事がある。市販されている他のメーカーの胴付き仕掛けのスッテ間の長さは1.5m~2mであるのに対して豊後スッテは3m間隔である。この3mが豊後スッテが他に較べて釣れる要素の1つである。理由は、イカはベイトの群れに突っ込んで捕食しないそうである。群れから離れた個体を捕食するそうだ。従ってスッテやエギを複数見せても効果は無いし、それより間隔を長くとって棚を広く探る為に3mにしている様だ。7本仕掛けは21mと言う事になる。
道糸の絡まるのを極力防ぐ策も講じた。


無印良品のボックスを活用して作ったのだが、これを船べりにガムテープで貼り付けてこの中に道糸をスッテの順に入れて行く方法だ。
前置きが無茶苦茶長くなったが、4月24日(月)これらを試す時を得た。
午後5時半出航!!!天候は曇り、北の風、波は1m強、結構揺れる。
アンカーリングポイントは水深90mまだ辺りは明るい。豊後スッテの胴付き仕掛けの準備は完了しているが、最初はスピニングロッド、PE0.4号ライン、リーダーフロロ3号に20号の赤白のタングステンスッテにケイムラの赤緑のドロッパーを付けてメタルで探ってみることに。。。当日は定員15名の船に8名の客と言う事で釣り座はとても広い。
船長は、小生が胴付き仕掛けが下手糞の事は先刻承知で「メタルのが良いよ!!メタルでやりな」と言ってくる。
「はいはい」
と言ってるが、心の中では、「今日は胴付きを試しにきたのだ」と思いながら底を2回取り直してステイするとティップにもたれる様な感触が、ロッドを立てると生命反応が。。。胴長15cm程のケンサキイカGET
小生の隣の釣り人は船長の女将さんが言うイカ釣り名人だそうで、殆ど同時にイカを釣り上げていた。
なるほど、硬さの違うロッドを4本持参で、ロッドをローテーションしてその日の環境に合ったロッドを見つけるそうだ。
イカメタルも奥が深い。。。
当日は、渋い日が続く中でイカの活性が良好なのかポツポツと拾い釣りが出来る。ただ、べた底でしか乗ってこない。
それもヤリイカに代わってケンサキイカが釣れ出したと聞いていたが、小生は釣れるのはヤリイカが多い。
隣の名人は凄い!!3回に1回はダブルでヒットさせてくる。小生が1杯釣る間に3杯は釣る。
暫く、釣り方を観察していた。仕掛けは俗に言う小浜リグだが、普通上下の誘いだが、名人は左右前後の誘いをして、違和感を覚えるのだろうが頻繁にアワセている。
小生もそれまでオモリグで釣っていたが、小浜リグに替えて見様見真似でやってみたら、ヒットするではないか!!
揺れる船上で名人は立ちっ放しでアクションをし続ける。
小生は疲れて腰かけてやると全くヒットしない。体力差と集中力の差をしっかり感じた。
やっぱり、隣人はイカ釣り名人だあああ。
そんなこんなで、知ってか知らずか実釣タイムアップ結局、豊後スッテの胴付き仕掛けは全く使わずに終了した。
結果は、ヤリイカ14杯ケンサキイカ7杯の21杯


名人は43杯!!流石である。
しかし、今回はとても良い勉強が出来た。
因みに船中の竿頭は名人のライバルで胴付き仕掛けの47杯であった。
このご両人の釣果は図抜けている、吾輩の釣果は彼らの半分以下だが、満足出来る、特に名人の釣法を知ったのは大きな成果だ。(^^)/
しかし、同じ時間でこの差は何だ???


今日の夕食にケンサキ&ヤリのイカ明太とゲソの生姜醤油を
イカはどんな料理にも合うからいいね。(^_-)-☆


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